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重症心身障害児のお風呂☆訪問入浴サービス利用レポ(気管切開)

対象者

性別
年齢 12歳
診断・症状 気管切開(永久気管孔、カニューレフリー)
胃瘻

実践者

保護者(母) 医療的ケアを必要とする重症心身障害児の自宅での入浴はなかなかに困難です。

どう困難か?想像してみてください。


「首も腰も据わっておらず、自力で座位を保つことができない赤ちゃんがそのまま20㎏程まで育ち、かつ急に力を入れて体を反らしたり、かと思えば急に力を抜いてぐにゃぐにゃになり、その状態の子を、裸でつるつる滑る体を落とさないように抱っこして浴槽に入れてお湯に浸からせてあげたり、洗い場に移動して体を洗ってあげる。」


どうですか想像できましたか?…書いてて汗が出てきました。(ぜぇぜぇ)

めいはお風呂が大好きで喜んでくれるし、お風呂に一緒に入ること自体は楽しいんですけどね…(腰痛持ち)

長年バスチェアを利用し自宅浴室で、居宅介護サービスを使ってヘルパーさんと入るか、親の私とお風呂に入っていたのですが、我が家の広くないお風呂で入浴介助を行うスペース上の問題、ヘルパーさんの体力、安全面、などから、我が家では数年前から訪問入浴サービスのお世話になっています。

ハウツー

訪問入浴サービスとは?

在宅で暮らす自宅での入浴が困難な人のために部屋に特殊な浴槽を持ち込み室内で入浴を行うサービスです。

こんな感じの浴槽がやってきます。

これは組み立てじゃないやつで、もう一か所の事業所さんは真ん中で半分に分かれる組み立て式の浴槽です。

一畳半のスペースがあれば浴槽を入れられるそうで、せまいおうちでも大丈夫だそうです。狭い路地やマンションもOKだとか。

人工呼吸器をつけていたり、人工肛門をつけている方、体の大きな方も安全にお風呂に入ることができます。

訪問当日の流れ

看護師さんと2名のスタッフさん計3人で来てくださいます。

訪問時間は1時間。

 1.部屋に防水シートを轢いて機材の運び込み
 2.浴槽組み立て、お湯はり
 3.本人の血圧や体温など看護師さんによる健康観察
 4.入浴(この時ベッドのシーツ交換や上がる準備をしてくださる)
 5.お湯から上がりドライヤーや着替え、胃ろうガーゼ交換など
 6.機材の洗浄消毒後搬出
 7.その日の記録をつけてもらい印鑑を押して終了

ここまでをきっちり1時間以内にこなして帰られます。素早いですが丁寧で、本人はどこもかしこもピカピカです。プロってすごい…!
よく聞かれる質問

訪問入浴移行前のお友達などからよく質問されることをまとめてみます。


→何を準備しといたらいいの?
うちの準備品はこんな感じです。

着替えなどの身支度品
交換してもらう新しいシーツ
シャンプー類
顔を洗う小さいタオル
普段のお風呂と変わりません。めいがお世話になっている2か所の事業所さんは、一か所はバスタオルやシャンプー類も持ってきてくださるので準備不要ですが(めいは肌が弱いので自宅のものを使用してもらってますが)もう一か所はバスタオルやシャンプーせっけん類も準備が必要だったり、事業所さんにより多少の違いが。

あと、うちの場合は前もっての準備として自宅浴槽にお湯をはり、そのお湯をポンプでくみ上げて使ってもらっています。これはマンションだからで、戸建てのお宅だと車からお湯を引くそう。

そして排水はお風呂場の排水溝を開けてヘアキャッチャーも外し、その奥に排水ホースを突っ込んで排水されるので、排水溝はきれいにしとくと冷や汗かかなくてすみます…(初回冷や汗かいた)


→部屋で裸で洗われるの抵抗があるんだけどどんな感じ?
これもさすがプロ、の一言につきるのですが、ちゃんと見えないんですよ、体。

タオルなどで上手に隠しながら洗ったり、ちゃんと配慮してもらえます。

→同性介助はしてもらえないの?
入浴中の同性介助も対応してもらえるので、めいは女性スタッフさんとお風呂に入り、男性スタッフさんはその場を離れ水回りの管理などされています。

利用してよかったこと

とにかく楽…これにつきます。

私も、めいも楽になりました。私は体力面で楽になりましたし、めいはお風呂の時に温度差や光や浴室独特の音の反響や光の刺激でよくてんかん発作を起こしていたのですが、それがほぼ出なくなりました。

暖かい部屋で、入浴時には浴槽の上に張られた特殊なネットの上に寝転がりお湯につかる入浴法は本人への負担も介助者への負担も少なく、安全な入浴法だなと実感しました。

お願いしてよかったです!
楽しい訪問入浴


ちょいちょいTwitterでも訪問入浴のことつぶやいてますが。

楽しいよ!訪問入浴。
そして、心から感謝しています。

いつもありがとうございます♡

ケアチャネルより一言

なるほど〜訪問入浴って実際どうなん?って方にもとってもわかりやすい説明☆
確かにお風呂くらい家族の手で入れてあげたいという気持ちもあると思いますが、本人にとっても周りにとってもラクで利用できるなら利用しない手はないです。
介護の大事なポイントの一つは、抱え込まないことでしょうか(^^)

ぼくらはみんな生きていく

※記事内で紹介している対応・サービスは、あくまで体験者の対象者に合わせた実践例であり、全ての対象者の症状・状況に適しているものではなく、当社において情報等の正確性、完全性、確実性、有用性を有すること等について、何ら保証するものではありません。記事内で紹介している対応・サービス等は、お客様ご自身においてご確認の上、対象者の症状、性質、身体状況等を踏まえた上で、お客様ご自身の責任においてご利用ください。

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