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スピーチバルブで話せるようになった経緯☆ST、ベビーサインなど(気管切開)

対象者

性別
年齢 2歳
診断・症状 気管切開

実践者

保護者(母) あーは、今、昼寝と就寝以外、起きている時間は全てスピーチバルブで過ごしています。
もともと、赤ちゃんの頃から人工鼻でも声がかすかに漏れていて、病院の先生にも
「あーちゃん、よく声が出てるね。」と言われてました。
スピーチバルブ装着によって、発声が可能となり、会話が沢山できるようになりました。

ハウツー

気切っ子にとって、大きな声や笑い声、歌声が聞こえるということは、とても、とても嬉しいこと!
(大音量の泣き声だけは、まだ慣れないー)
まだまだ発音が不明瞭なところもありますが、伝えたいことが相手にも伝わるようになり、相手が言っていることも、しっかりと理解してるようです。

このイラストは、2歳4ヶ月のときの。

気管支内視鏡検査で、一泊二日入院したときに完全付き添いでは、無かったため、看護師さんや先生にも分かりやすいようにあーのベビーサインの一覧を、簡単にまとめて描いたものです。
ハードケースに入れて、ベッドサイドに置いてました。
一般的なベビーサインもあれば、オリジナルのサインもあります。なつかしいな〜
現在は、言葉で伝えることが多くなり、ベビーサインは自然と出なくなりました。
スピーチバルブの装着ができるようになった経緯、ST(言語療法)リハやベビーサインから、言葉に繋げていった経緯をまとめて書きたいと思います。
あくまでも一例です。
こんな例もあるんだなと、読んでいただければと思います。

1歳 .........
指を使った簡単なサイン、意思表示が出始める。
人差し指を1本だけ立てて、指揮者のようにクルクル回す
→「歌をうたって!」のサインなど。

1歳2ヶ月.........
気管支内視鏡検査で、初めてスピーチバルブの使用許可が出る。
早速、スピーチバルブを付けてみるが本人に苦しそうな様子は全くないのに、付けては、あーにすぐ外され、(ときには投げ飛ばされ)1秒も付けることが出来ない。

病院の言語外来を3ヶ月に1回受診する。

1歳5ヶ月........
指や手を使ってのオリジナルのベビーサインがますます増えてくる。

1歳8ヶ月........
初めてスピーチバルブを5分ほど付けれるようになる。
きっかけは、「かえるのうた」でした(^^)
私があーを抱っこしながら
「かえるのうたが〜♫ きこえてくるよ〜♪」と
歌っていると私の歌声に合わせてあーの口が、歌っているようにパクパクしていたので、ダメもとで、スピーチバルブを付けてみると、何と外さず歌に合わせて、引き続きパクパクと口を動かしていました。

2歳.........
「パパ、ねんね」「ヨーグルト、もう一個 ちょうだい。」などサインでの二語文が出る。
スピーチバルブ装着時間は、1時間ほど。

2歳1ヶ月.........
訪問ST(言語療法)リハを月2回受け始める。

2歳2ヶ月.........
たて笛、ラッパなど大きな音で吹く事ができる。
スピーチバルブ装着時間は、2時間ほど。
訪問STの言語聴覚士の先生が持ってきてくれたベビーサイン 一覧表にあーは興味津々。
教えたわけでも無いのに、あー自ら一覧表のイラストを積極的に真似して、意味を覚え、理解していく。

2歳4ヶ月.........
二度目の気管支内視鏡検査。
経過良好だか抜管するにはまだ早いとの診断。
スピーチバルブ装着時間を伸ばしていくようにと言われる。
訪問STの言語聴覚士の先生から紹介され「おやこ手話じてん」を購入する。
これにもあーは、興味津々。

2歳半.........
昼寝と就寝以外、起きてる時間は全てスピーチバルブで過ごせるようになる。

2歳7ヶ月.........
言葉での三語文が出てくる。

2歳9ヶ月... 言葉がますます増える。
発音がまだ不明瞭なところもあるがほぼ、会話が成立。

2歳10ヶ月... 言葉が順調に増えた事で、STリハを月2回→月1回に。
病院の言語外来を3ヶ月に1回→半年に1回に。

私よりもあーの方が、ベビーサインに興味を示し、サインのイラストを指差しながら、私に何度もこれやって、これやってとせがみ、勉強熱心だったのには驚きでした。
きっと、自分の中で伝えたかった、あふれるほどの思いが、サインを使う事によって、相手に伝わるという喜びを知ったからかな。

タイミングに合わせて、言語聴覚士の先生からベビーサインの一覧表や手話じてんなど、紹介していただいたこともとても大きかったと思います。
オリジナルのベビーサインも、ひとつひとつ見逃さないように心がけ、あーと二人で遊びの中で、意味を再認識させ、サインと意味を定着させていきました。
スピーチバルブの装着も、すぐに付けれるようになる子もいれば、あーのように時間がかかる子もいます。
初めて付けれるようになるまで半年。
さらに日中、全て付けれるようになるまで、 そこから、8ヶ月。
結果、1年2ヶ月かかりました。
あー、長かった〜〜(^^;;

最初の頃は、お気に召さず、すぐに手で掴んで投げ飛ばしていたスピーチバルブですが、今となっては、人工鼻を嫌がり、「スピーチバルブにして!」と言ってます。
風邪も滅多にひかず元気いっぱい、痰も少なく、吸引もほとんど無く、スピーチバルブを使って大きな声で会話が出来ると、もはや気管切開してる事すら忘れそうになります。
けっして無理せず焦らず(←これがとても難しいのですが。)
あーのペースに合わせ、楽しみながらが一番だと思います。

ケアチャネルより一言

一例ですが、スピーチバルブについて考えていらっしゃる方には参考になりそう。
コミュニケーションの手段はたくさんありますが、得意な方法を見つけてあげられたらいいですね☆
無理せず焦らず楽しみながら(^^)

An's 日和

※記事内で紹介している器具・製品等は、当該器具・製品等の取扱説明書等をご覧の上、正しくお使いください。記事内で紹介している器具・製品等の使用方法を含め、記事内の方法は、あくまで体験者の実践している方法であり、当社において安全性等を何ら保証するものではありません。

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