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障害児バギーについて☆バス営業所との話し合い(気管切開)

対象者

性別
年齢 5歳
診断・症状 気管切開 経鼻経管栄養

実践者

保護者(母) 私とふたばは普段、通園施設まで市バスをよく利用しています。
自宅も通園施設もバス停から近くて便利なんですよね☆

バギーでバスに乗る…
他の乗客の方に迷惑なのでは?と最初はかなり抵抗がありましたが、大阪市営のバスはノンステップバスだし、車体にどーんと車いすマークがついていることに安心感を覚え、あまりの便利さについつい乗ってしまうのです(^-^)

それにふたばはバスが大好きなんですよね(^^)
ですが、やはり車いすとは認識されにくい障害児バギー。
啓発活動をされている方も多く、最近ニュースでも取り上げられることが増えてきました。
それでもまだまだバスの運転手さんも乗客の方も、ご存知ない方が多いです。

時には運転手さんに心ない対応をされることもあり、その都度、管轄のバス営業所に電話をして相談をしてきました。
すると使っている路線の、バスの運転手さん達の対応が明らかに変わってきたんです。

こちらからお願いする前に、スロープをさっと出してくれたり、バギーの乗せ降ろしを介助してくださる運転手さんも出てきました。
そういった配慮は本当に本当にありがたいです。
伝え続ければ変わることもあるんだな、と感じていました。

私と同じように伝え続けている友達ママがいまして。
問い合わせをしたある営業所の職員の方たちが、障害児バギーについての話し合いの場を設けてくれるということになり友達親子と、私とふたばで、とあるバス営業所に行ってきました。

ハウツー

そこでこんな資料を作ってみました。
当日どれだけ伝えられるかもわからなかったし、とにかく書面で残した方が、後々いいかなぁと思ったからです。
市バスの営業所(車庫)。
バスがズラ~リ!

当日は、職員の方20名ほどが集まってくださいました。

作って行った資料を渡し、障害児バギーを使っている私たちから、障害児バギーの特徴についてまずお話をしました。

ベビーカーとの見分け方。
・障害児バギーは重厚感がある。
・乗っている子どもが大きい。
・車いすマークをつけている人が多い。

ベビーカーと違う点。
・重量がある(体幹の弱い子が乗るものなので、ある程度の重量が必要)。
 医療機器を乗せている場合は全体の重量が50kgほどになるものも。
・乗っている子どもの状態(首や腰がすわっていない子が多く、座る・立つ・歩くができない)。
 バギーをたためたとしても、子どもは抱っこが必要。
・価格が高い(一部補助を出してもらっているがやはり高価)。
 税金のお世話になって購入しているものなので長く大切に使いたい。

一般的な車いすとの違いは・・・
・一般的な車いすは、足が不自由な人が使うことが多い。
・背もたれが低い。
・自走する。

続いて、どんなことに困っていてどんな支援があれば嬉しいか、ということを伝えました。

困っていることは…
・ベビーカーと間違われ、たたむように言われたこと。
・スロープを出してくれるようお願いした時、嫌な顔をされ結局出してもらえなかったこと。
・「車いすを降ろします」と運転手さんに伝えたが、たくさんの人が乗ってきて、降りることができなかったが
 運転手さんが無反応だったこと。

どんな支援があれば嬉しいか・・・
・自走車いすではないため、ノンステップバスだとスロープはなくても乗り降りはできます。
 それでも、20~50kgほどもある障害児バギーを、女性一人で乗せ降ろしするのはけっこうな力が要ります。
 なのでスロープを出してくれると非常に助かります。

・障害児バギーのフレームを、手すり代わりに握って乗り降りする高齢者の方も多く、
 乗車口付近にバギーを置くのはとても危ないと感じることもあります。
 車内で「車いすの方が降りられます」と一言アナウンスしてもらえたら、
 自分たちだけでなく周りの乗客の方も安全にバスを利用することができると思います。


・・・このようなことを伝えました。
(友達が分かりやすく伝えてくれました)
運転手さんたちは親身になって聞いてくれ、「こういう場を持ってもらって初めて知ることができた」とおっしゃっていました。

一方、運転手さんたちからの思いも話してもらいました。
実は、一般のベビーカーなどは手を貸すべきでないという決まりがあるということ。
それから、「障害」とか「車いす」という言葉を使って車内アナウンスをしたり、勝手に車いすに触ったりすることを嫌がる乗客がかなり多く、配慮しているということ。
ベビーカーと障害児バギーは区別がつかないので、乗車時に手を挙げたり、バスの乗車口についているインターホンを押して「車いすを乗せます」とアピールしてほしい、とのことでした。
介助が必要と分かれば、スロープを出しますとのことでした。
申し訳ないと私たちが思わなくてもいいとおっしゃっていました。
バスのスロープ。
乗車口のすぐ下に格納されています。

折り畳み式スロープを車内に格納しているバスもあります。
箱から出して広げて…と、少し手間がかかるようですが、折り畳み式の方が、広げる場所を選ばない(狭い場所でも広げられたりする)という利点もあるそうです。
バス乗車口にあるインターホンとマイク。

乗る際に「車いすを乗せます!」と、このマイクで伝えておけば
スムーズであろうということでした。

車いす、障害児バギーであることが分かれば、スロープも出すことができるし、車いす用の座席を倒してスペースを空けることもできる、ということでした。
お互いの意見交換をしたあと、運転席体験ということで、実際に運転席に座らせてもらいました。
すると、ミラーには乗客がかなり小さくしか写らず、ましてやベビーカーと障害児バギーを区別したり、車いすマークを認識したりするのはほぼ不可能だということも、身を持って実感しました。

運転席のミラーに写る、乗車口付近の光景。
バギーに乗ったふたばが写っていますが、とても小さく、判別ができないほどでした。
お互いに知らなかったことがたくさんあったことに驚きました。
今回ずいぶん歩み寄れたと思います。

顔を合わせて話すって大事なことですね☆

子どもに障害があっても、地域の中で生きていきたい。
迷惑をかけることもあるかもしれないけれど、それこそ歩み寄りで解決していけるなら、伝え続け、知り続けていきたい。
と思えた1日になりました。

バスがズラ~リ並んでいて、スロープ前でわくわく待っていたふたばでしたが、バスは動かないことがわかってガックリ、最後は寝てしまったふたばでした(笑)。

余談ですが、車庫を見ながら職員の方が
「バスっていろんな車種があって、路線が違うと全く違う車種が走っていたりするんですよ。だからバスに寄って通路が狭かったり広かったりするんですよ~」
って教えてくれました。
知らなかった~~!

ケアチャネルより一言

バギーについてはたくさんの方が啓発活動をされてメディアでも取り上げられていますが、その地道な積み重ねには頭が下がります。
こちらの内容、一般の乗客の方々にも知ってもらえたらなぁと思います(^^)
運転手さんの「申し訳ないと思わなくてもいい」というのはほんとその通りですよね☆

ちいさなふたば

※記事内で紹介している方法等は、あくまで体験者の実践している方法であり、当社において安全性や症状の改善・効果等を何ら保証するものではありません。お客様ご自身においてご確認の上、対象者の症状、性質、身体状況などを踏まえ、お客様の自己判断で実践してください。

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