発達療育への取組み☆発達支援ルーム ピースプラント〜植西祐樹代表〜

お役立ちサービス内容

大阪市都島区の発達支援ルーム、ピースプラント。
この春にピースプラント3くみを開所されるとのこと。地域のニーズに応え続ける想いや、ピースプラントの魅力について、前回に引き続き、代表の植西さんにお話を伺いました。

個別支援の在り方
インタビュアー:前回はピースプラントの理念や特徴、発達療育への思いなどをお聞かせいただきました。今回はより詳しくお話しいただければと思います。
どうぞよろしくお願いします。

植西代表:よろしくお願いします。

インタビュアー:たくさんのお子さんがピースプラントを利用されていますが、保護者の方の一番の想い、ニーズは何なのでしょうか?

植西代表:一番最初はやっぱり◯◯をできるようにして欲しいといった要望で来られる方が大半ですね。例えば跳び箱だったり縄跳びだったり、学校でまわりの友達ができていることを同じようにできるようになって欲しい、と。それはもっともな想いなのですが、ピースプラントに来てくれる以上、それだけではもったいないと思っています。
前回も言いましたけど、もっと大きな視点で「これから先この子がどのように成長していくか」を考えて、運動療育を提案できればと考えています。
インタビュアー:発達障害と診断されるお子さんは昔に比べて増えています。発達障害児を取り巻く問題点は何でしょうか?

植西代表:増えていると言っても、発達障害のお子さんはまだまだフィルタリング自体もあやしいのが実情です。ある日突然、ノーマルだと思って育てていたお母さんが「あなたのお子さんは発達障害かもしれません」と言われるんですね。肢体不自由のお子さんと違って、医療ケアがついてこなければ、個別で子どもたちをみるという文化もあまりないのです。

インタビュアー:なるほど。ピースプラントのような場所がニーズに比べて足りていないという問題もありますね。

植西代表:そうですね。療育が必要なお子さんにとって、リハビリの観点から個別でみること、子どもたちに応じたものを考えられることは大事なことですが、そのような場所が圧倒的に少ないのです。初めて見学に来られるお母さんは、まず個別でどのようなことをしているのかを見て、ほとんどすべての方が興味を持ってくれますね。
社会に出ると不確定なことだらけ
インタビュアー:前回のお話で「生きるチカラを育む」という言葉がありましたが、この言葉について詳しくお聞かせいただけるでしょうか。

植西代表:発達障害の子どもたちも得意なこと不得意なことがあるんです。例えば英語がすごくできるけど算数はすごくできない子がいれば、両方満遍なくできるような均等にならす教育ではなくて、英語できるんだったらもっとそこを伸ばしてあげようよ、ってことなんですね。それを社会に出た時にどう活かせる形にするのかが、ピースプラントの役割と思っています。

インタビュアー:「社会に出たら、突然厳しい環境に放り込まれる時が来る」ということをおっしゃられていました。具体的にどのように考えて対処すればいいのでしょうか。

植西代表:パニックを起こさないように、不確定な要素を周りから取り除いてあげることを子どもの頃からしがちなんですよね。子どもたちが生きやすいように、社会のほうを変えるわけです。ですがこれだと「住みにくい社会に問題がある」と一方的になってしまいかねません。そうじゃなくて、子どもたちが生きる力を育むことも必要だと思っています。もちろん、社会のほうも理解することが必要だし、双方が必要なんじゃないかと考えています。だからこそ、僕たちは療育もするし、啓発活動もしていますし、その二本柱で考えていきたいと思っています。

インタビュアー:子どもたちには、将来をどのようになって欲しいと思われていますか。

植西代表:僕の使命感でもあるのですが、子どもたちには10年後20年後、社会に出た時に納税者になってもらいたいと思っています。ピースプラントで養った「生きるチカラ」を形に変えてもらいたいと思いますね。
個別療育の取組み
インタビュアー:個別療育についても詳しくお聞かせください。

植西代表:子ども一人ひとりにとって課題は違います。例えば「その場所で待つ」という課題にしても、「10秒待っててね」と言って理解する子もいれば、「この上で待っててね」と足型マットを出すことで初めて待てるようになる子もいます。
例えば「待てない」ことが課題の子には、足型マットを見せるだけで視覚的に「あっここに足型がある」「足を乗せるんだな」と思ってくれます。そして「この上に立っててね」と僕たちが言えば、立っていられます。待つということを違う角度から支援することで、理解につながっていくわけです。そしてできたことにはきちんと褒めてあげます。「よく待ってられたね!」「頑張ったね!」と。こうした小さなことの積み重ねが大事ですね。もちろん、全ての子どもたちに足型を使うわけではありません。自分でアクティビティを決められる子には決めてもらいますし、やはり子どもに合った課題を設定できることが個別療育の強みですね。

インタビュアー:なるほど、学校の授業などの集団指導の中ではみつけにくいところですね。

植西代表:そうなんです。個別だから見える部分は本当にたくさんあって、そこに僕たちの今まで蓄積したノウハウを散りばめていく。早いうちからこうした専門的な療育を受けることが大事だと思っています。「この子のこういった部分がいいから伸ばしましょう」と的確に教えてあげることが必要なんです。
チームとしてのピースプラント
インタビュアー:見学させていただいて、また以前よりフェイスブックでの発信を拝見させていただき、ピースプラントのチームワークやスタッフの方々の熱意を感じます。
スタッフのモチベーションも療育の質の高さにつながっていると思いますが、いいスタッフの方に恵まれる秘訣はありますか?

植西代表:本当にいいスタッフに恵まれていると思います。皆がピースプラントのチームとして同じミッションに向かっていくんだという想いがありますね。
組織、チームを作っていくにあたってやっぱりこれがしたい、これはしたくないというのが、出てきますよね、人ですから。でもピースプラントというチームとしてやることが大事なんですよ。そうした意識を皆がもってくれていることは本当にありがたいと思っています。
色々な職種がいるからこそできることなのですが、逆に言えば、同じ職種だけが集まるほうがやりやすい、といった面もあります。ですが、子どもたちにとってはあらゆる職種が関わるほうが断然いいわけです。そういった意味でもチームワークは大事なのですが、今では自信をもってピースプラントはいいチームワークだと言えますね。

インタビュアー:この4月にピースプラント3くみがオープンされます。やはり待機児童は多いのですか?

植西代表:たくさんいらっしゃいますね。本当に多くの方から「はやく3くみを」という声をいただいたのが、一番のきっかけです。やはりピースプラントとしても、ニーズには応えていきたいと思いますし、応えなければいけないとも思っています。

インタビュアー:これからもニーズは増えていくと思いますし、ピースプラントに期待されている方も多いと思います。

植西代表:そうですね。いま通われているお子さんの中には遠方からわざわざ来られている方もいらっしゃいます。さまざまな地域の方の声も耳に届いていますので、もっともっと頑張っていきたいですね。
そのためにはピースプラントの想いに共感していただける方、お子さんの療育に熱意を持って取り組んでいいただける方が必要なのです。ピースプラントで活躍する仲間が増えれば、子どもたちの笑顔の数も増えると思っています。

インタビュアー:たくさんのお子さん、たくさんのお母さん方のためにも、ピースプラントの活躍をお祈りしております。
本日は貴重なお話、ありがとうございました。

事業所情報

事業所名 発達支援ルーム ピースプラント
住所 〒534-0014 大阪市都島区都島北通1丁目11-15 2階
電話番号 06-6924-111706-6924-1117
FAX 06-6924-1118
サービス地域 大阪府下全域
※送迎サービスは行っておりません。

対象:児童発達支援、放課後デイサービスの受給者証をお持ちの方
営業時間
火、水、金(10時〜19時まで)
土、日、祝、長期休暇(9時〜18時まで)
※1時間の完全予約制

随時ご見学受け付けています。
お気軽にお問い合わせください。

ケアチャネルを購読・シェア

ケアチャネルの記事を購読するには、Facebookが便利です。

この記事をあなたの友達にも教えてあげたいときは、シェアをお願いします。

  • LINEで送る

このハウツーへのコメント