小児療育を取り巻く環境(後編)☆かなえるリハビリ訪問看護ステーション〜伊藤直子先生④〜

インタビュー

前編はこちらから
小児療育を取り巻く環境(前編)☆かなえるリハビリ訪問看護ステーション〜伊藤直子先生③〜
インタビュアー:前回のお話でも伊藤さんはおっしゃっていましたが、作業療法士が社会資源であるということとつながりますね。(※社会資源としての作業療法士(前編)☆かなえるリハビリ訪問看護ステーション〜伊藤直子先生①〜

伊藤先生:しっかり伝えることが専門職の責任でもありますし、地域を支えることにもなると思います。「こんなサービスがありますよ」とか「こんな目標を持てますよ」といったことを伝えないとやっぱり楽しくないですしね。

インタビュアー:地域差があるとのことですが、大阪では比較的うまく情報や資源が見える印象はあります。

伊藤先生:大阪では普通学校に通われている重度障がいのお子さんも多いんです。「普通学校に通わせたい」と言うとそれが母のわがままだと捉えられることも多いのですが、他の地域に比べて大阪では認められやすいと思います。
もちろんみんながみんな普通学校に通わせたほうがいいと言うわけでもないんですけど、支援学校か普通学校を選択できることは必要ですよね。
インタビュアー:大阪がそういった文化・風土になっているのは何が理由なのでしょうか?

伊藤先生:大阪では障がい者運動の歴史があって、それを支えてきた大阪独自とも言える人権教育だと思います。船戸正久先生というドクターの先生がいらっしゃるんですけど、医師会や教育委員会を巻き込んで、在宅医療が必要なお子さんのために尽力されてこられたんですね。こうした方々の力もあって文化が醸成されてきたのだと思います。

インタビュアー:大阪の文化の中でも誇れるものの一つですね。

伊藤先生:大きくなったお子さんがたくさんの資源を持っているんです。お母さんには「いっぱい写真を撮っておいてね」と私言っているんですけど、重い障がいがあっても、普通小学校から大学まで一般的な進路をとっているお子さんが何人もいてます。大阪ならではのノウハウだと思いますし、支えることができる街であることをもっと全国の方にも知って欲しいです。
そしてそれを私たちが学んで資源にすべきだと思います。

インタビュアー:いい例はもっともっと発信しないといけませんね。

伊藤先生:障がいを持ってても、楽しく暮らしている方も幸せな方もたくさんいます。その情報をどう伝えていくのかが大事ですよね。

インタビュアー:確かにそうです。専門職の方々の責任でもありますね。本日はどうもありがとうございました。

事業所情報

事業所名 かなえるリハビリ訪問看護ステーション
住所 〒550-0015 大阪市西区南堀江1-16-15 名城ビル4階D号室
電話番号 06-6531-350006-6531-3500
FAX 06-6531-3510
サービス地域 大阪市内全域・大阪府下全域

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